【セミナー感想】先を読むロボアド FOLIO ROBO PRO~2022年1月の米国株の下落をなぜAIは予測できたのか~

先を読むロボアド FOLIO ROBO PRO~2022年1月の米国株の下落をなぜAIは予測できたのか~ 投資信託
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今回は、FOLIOのセミナーを視聴してみた。

ちょうど今年(2022年)の1月に株価が急落して、テーマ投資の含み損益が、年始は+26%あったのに、あれよあれよと20%に、さらに10%を切るところまで下がってしまった。

一方、ROBO PROの方は10%オーバーを維持して、テーマ投資と比べて安定している印象だったので、なんでだろう?と思い視聴してみることにした。

結果、納得感のある良い内容のセミナーだったので、その一部を紹介したい。

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グローバル投資と分散投資

スピーカーは、椋田浩章さん。
早稲田大学で経済を学び、第一生命や日興アセットマネジメントを経てFOLIOの金融戦略部部長を務める金融証券アナリストだ。

グローバル投資が必要な理由

グローバル投資が必要不可欠
グローバル投資が必要不可欠

日本の株価はこの30年で1.6倍程度。
一方で世界株は8.5倍と大きな差ができている。

「経済成長=人口増」と考えると、日本の人口は減少傾向(上右)なので、それほど期待できない。

それを踏まえると、グローバル投資の必要性がわかる。

最適な資産に分散投資

分散投資で攻めも守りも可能?
分散投資で攻めも守りも可能?

毎年、各資産のパフォーマンスには大きな違いがある。
米国株もずっと上位で好パフォーマンスを出し続けているわけではない。

そのため、単にいろんな資産へ分散投資するのではなく、各資産のパフォーマンスを判断して、より良いパフォーマンスになる組み合わせを目指すのがROBO PROの特徴の1つ。

ROBO PROの特徴と仕組み

ファンダメンタルズ分析にAIを活用
ファンダメンタルズ分析にAIを活用

ひと言にAIといっても実は種類があって、それぞれに得意・不得意がある。

  • ファンダメンタル分析=中長期が得意(ROBO PRO)
  • テクニカル分析=短期が得意

ROBO PROは、日次の変動を予測するのは得意ではない代わりに、大きなトレンドの転換期には好パフォーマンスを発揮するタイプのAIになっている。

つまり、中長期投資にはピッタリのAIということだね。

先を読むトボアドFOLIO ROBO PRO 3つの特徴
先を読むトボアドFOLIO ROBO PRO 3つの特徴
FOLIO ROBO PROのしくみ
FOLIO ROBO PROのしくみ

同じロボアドでも、ウェルスナビとは全く違う仕組み。
上図で見ると、他社は下段(伝統的金融工学)だけの仕組みになっている。

また、AIを使っているTHEO(テオ)はAIアシストと言って、一部にAIを使ってるだけ。
これもROBO PROとは違う仕組み。

ROBO PROは、様々なマーケットデータから結果を予測する(上図の上段)して、ポートフォリオに反映(上図の下段)しりバランスをしている。

ここが他ロボアド・AIとの大きな違い。

人間にはできない判断をAIがダイナミックに行う

実際に、どんな風にAIがリバランスしているのか見てみる。

ダイナミックに変わるポートフォリオ
ダイナミックに変わるポートフォリオ

上図は、市場変動のタイミングで、どのような投資バランスになっていたかをまとめたもの。

  • ①コロナショック下げ止まり(20年2月)
  • ②その後の反発(20年8月)
  • ③トレンドを捉える(21年4月)

①~③で投資配分が変わってる(緑:株、青:債権、橙:不動産、黄:金)。

①→②では、TOPIXの値動きよりも手前で下落を予測して投資バランスを調整した結果、そこまで大きな下落にならずに済んでいる。

逆に暴落後の反発も、②→③へ投資バランスを調整(債権が減らされて不動産が増えている)することで、捉えそこねることなく景気回復の波に乗っている。

椋田さん曰く、暴落防止と反発を捉えることはセットでないと意味がないとのこと。

確かに、暴落防止のために堅調な投資しかしていなければ、景気が上向いた時に利益を出すことはできないよね。

20年10月~12月、21年6月~8月のように、相場が様子見状態(動きがない)ところはROBO PROは不得意としているところなので損益も出にくいらしい。

動きがない時に預けておいて、ROBO PROが得意な変動時期を待つのが最良なのかも?と思った。

市場の動向を40以上の指標で先読み

下落を先読みする銅価格
下落を先読みする銅価格

市場判断する指標の一例として銅価格を紹介されていた。
プロの投資家は必ずチェックしてるとのこと。

確かに、暴落する前に銅価格が下がっているのがわかる。
リーマンショックのときも同じ傾向だったそう。

40以上の先行指標を使いマーケットを予想
40以上の先行指標を使いマーケットを予想

ROBO PROは銅価格を含めた40以上の指標をつかって予測している。
プロの投資家でも数個くらいの指標を見るのが限度らしい。

景気の転換・加速を的確に捉える

ROBO PROが得意なパターン
ROBO PROが得意なパターン

ROBO PROは、回復・好況・後退・不況という市場の景気循環(加速・転換)を捉える。

なので、市場が様子見状態で動きがないような場面は不得意で、景気トレンドに動きがある場面が得意。

局面を先読みして、それに合わせた投資配分に変更するので、前述のように人間には判断できないような思い切った投資配分に切り替えることができる。

相場下落の頻度について
相場下落の頻度について

上図は、ROBO PROの良さが出るパターン(①~④)。

①②はサイクルが超長い(10年~30年)ので、この恩恵を実感できるのは③④のパターン。

③が経済変動の多くを占める(好況・不況)けど、今回(22年1月)は④のパターンが起きた。
④の予測は非常に難しいらしい。

短期的なリスクオフを警戒?
短期的なリスクオフを警戒?

上図はクリスマスショックのときの推移。
それまで不人気だった新興国株が買われるようになって、クリスマスショック前後で買われる資産が大きく変わってしまった。

こういう現象が起こるのがパターン④で、こういった予測は非常に難しい。

事例:gとrの一時的なバランス変調(2018年相場)
事例:gとrの一時的なバランス変調(2018年相場)

そのクリスマスショックのときも、ROBO PROは下げ幅を最小限に抑えて、結果、S&P500よりも高い成績になっている。

これは結構、驚いた?
0.1%上回った…みたいな僅差ではなく、3.0%近くも差がついている。

進化を続けるROBO PRO

去年末(2021年)の取り組み
去年末(2021年)の取り組み

前述の苦手パターンを今年は改善していく予定とのこと。
値動きが堅調な時も、積極的に損益を伸ばしていってくれるようになるかも?!

また、去年(21年)12月から、長期積立している人への手数料をキャッシュバックする特典を開始しているそうで、これは私も知らなかった。(「長期積立特典」抽選プログラムのご案内

ただ、こちらは抽選で特典がもらえる仕組みなので、一定条件をクリアしたら一律特典が受けられる仕組みになってくれると良いなぁと思った。

ROBO PROのパフォーマンス

他社(主要ロボアドバイザー)実績比較
他社(主要ロボアドバイザー)実績比較

私は数年前にTHEO(テオ)を試してみて、すぐに止めてしまったのだけど、ここに来てその選択は正解だったかも?と思った。

去年から始めているSUSTENは比較対象に入っていなかったけど、セミナーの最後、「SUSTEN違いは?」参加者からの質問という質問に対して、(運用方法が)守りすぎなのでは?という話をされていた。

SUSTENについては、ちょうどどうしようか考えていたところなので参考になった。

ROBO PROと8つの資産のパフォーマンス
ROBO PROと8つの資産のパフォーマンス

組み合わせている8つの資産とパフォーマンスを比較すると、米国株は別格だけど、ROBO PROが2番手になっていて好パフォーマンスなのがわかる。

2020年1月15日~2022年1月31日までのROBO PROと一般的なロボアド及びTOPIXのリターン率の比較
2020年1月15日~2022年1月31日までのROBO PROと一般的なロボアド及びTOPIXのリターン率の比較

サービス開始時からみるとリターン率32%以上というのはすごい数字。

ただ、私のようにサービス開始してしばらくしてからはじめた人は、ここまで好成績ではないはず。

セミナー参加者からも、サービス開始時からではなく、年始からのリターン率も見たいという要望が出ていた。(運用レポートにはちゃんと書いてはあるけど)

2020年1月15日~2022年1月31日までのROBO PROと一般的なロボアドとTOPIX比較
2020年1月15日~2022年1月31日までのROBO PROと一般的なロボアドとTOPIX比較

サービス開始時から、TOPIX・一般的なロボアドよりも好成績を続けていることがわかる。

21年10月にTOPIXは大きく値を下げて、一般的なロボアドはTOPIXよりも値を下げてしまっているけど、ROBO PROは踏みとどまっていて、その後のリバウンドもしっかり捉えているのがわかる。

最後に

最後によくある質問をまとめて回答されていた。

FAQ
FAQ

手数料について、参加者から成功報酬型にはならないの?という要望が出ていたけど、椋田さんは利用者にとって得になるとは限らないという話をされていた。

確かに、一度値が下がってまた値を戻しただけでも、成果報酬型だとそこに手数料が発生してしまうことになるからね。

この他、万が一、FOLIOがサービス終了するような自体になった場合、資産は守られるのか?という質問があったけど、下記のようにしっかり対応もしてもらえるようなので安心だ。

フォリオでは、お客様からお預かりする有価証券や預り金について、法令に従い「分別保管」を行っております。
この分別保管により、フォリオが倒産した場合でも、お預かりした資産はお客様に返還されます。
これは、「1. 寄託手続きなどの処理を行っている間に破綻が生じた場合」、「2. 破綻証券会社が顧客資産の流用など分別保管のルールを遵守していなかった場合」にお客様の損失(資産の毀損や返還遅延など)を保証するものです。
なお、お客様1人あたり1000万円が上限となっております。

引用:FOLIO・よくある質問「フォリオが倒産した場合、預かり資産はどうなりますか?」
金融緩和の終焉で乱高下した2013年相場
金融緩和の終焉で乱高下した2013年相場

テーパリングが行われる2022年は、2013年と同じような感じになる(変動がある)と見られている。

8年後の未来から見たクリスマスショック
8年後の未来から見たクリスマスショック

ただし年間平均や中期目線でみるとそれほど大きな変動ではないと言えるので、そこまで心配しなくても良さそう。(あくまで予想の範囲だけど)

_と、今年(2022年)の景気動向についても、少し見方を示してくれた。

まとめ

ROBO PROの損益率の安定感みたいなものには、ちゃんと理由があることがわかった。

ちょうど他の投資信託を整理しないと…と思っていたところだったので、今回のセミナーを聞いて、私はROBO PROにもう少し資金をまとめようと思った。

景気変動の波が起こるとROBO PROの得意な状況になる。
つまり、そうなる前にある程度資金を預けておいた方が良いということになると思う。

もしFOLIOのROBO PROを始めようと思っているなら、まずは口座開設して、余裕資金ができたら預けられる状態にしておくのが良いと思う。

ROBO PROのはじめかた
ROBO PROのはじめかた

口座開設もスマホで簡単に手続きできるし、私のように投資信託の経験がない人にもおすすめしたい。

FOLIO ROBO PRO

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